プレキャスト・ガードフェンス(PGF)

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概要

プレキャスト・ガードフェンス(PGF)は、乗員の安全性を確保しつつ、車両の突破を防ぐプレキャストコンクリート製の剛性防護柵です。道路の路側、分離帯、壁高欄にご使用いただけます。
(公社)日本道路協会の「防護柵の設置基準・同解説」「車両用防護柵標準仕様・同解説」に準拠しています。

外部リンク:プレキャスト・ガードフェンス協会

特長

■ 弾性的なコンクリート構造
・車両衝突時にブロックが弓状に微少変形し、その変形を元に戻す効果があり、弾性的なコンクリート構造として作用します。
・衝撃力を各ブロックに分散させ、コンクリートのひび割れを防止します。
・ブロック断面を薄くできます。鉄筋コンクリート製の65% に縮小されています。

■ JIS 認定取得工場による厳格な品質管理
・コンクリートが緻密で水密性や耐久性に優れています。
・品質管理が厳格に行われて製作するため、鉄筋の被りが正確です。
・付属物(減光防止板、埋込式照明装置、デリニエーターなど)が正確に取り付けられます。

■ 短期間で施工が可能
・夜間に施工し、朝には供用させる事例が多くなっています。このような急速施工の箇所に最適です。
・ブロック運搬、設置、ブロック目地施工、PC 緊張と作業が短期間に単純に行うことができます。

■ R =50m の曲線施工が可能
・このような箇所は、事故の発生しやすい場所でもあり、安全な防護柵が必要です。施工実績では半径50mの高速道路ランプ部に施工しました。
・3m ブロックを曲線に配置し目地の開きで調整、そしてプレストレスを導入し、一連の曲線の連続壁を作ります。
折れ曲がったようには見えず、視線誘導も滑らかと好評を得ています。

■ 上下線に段差があっても布設が容易にできます
・道路の曲線部では、上下線で独自にカントが付き中央分離帯に段差が生ずることがあります。単スロープ断面型を用いることで、段差対応が容易に行えます。

■ 臨時交通規制用として仮設置が可能
・ブロック本体をPC 鋼材で緊結、その緊張後の解放も簡単に行えるため、将来の移設に構造性を保持して対応ができます。

■ 橋梁、高架部もプレキャスト防護柵で施工が可能
・床版張り出し部に設置する高欄用防護柵は、ブロック天端をプレストレスで緊結し、床版との下端結合を高強度ボルトで弾性ゴムを介した弾性締結構造としています。床版と高欄の衝撃応力を広く分散させる効果があり、床版に優しい構造となっています。
なお、既設床版での取り替えの場合はアンカー孔を床版部に行い同様に緊結します。

製品写真

仕様区分

プレキャスト製剛性防護柵の使用記号表記は以下の通りです。

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※(公社)日本道路協会「車両用防護柵標準仕様・同解説」より抜粋

仕様記号の表記は以下の通りです。
① Rp:プレキャストコンクリート製防護柵
② SS(SS m)、SA(SA m)、SB(SB m)、SC(SC m):道路種別( )は分離帯用
③形状記号 F:フロリダ型 S:単スロープ型
④埋め込み区分 E:土中埋め込み用 B:構造物設置用

種別の適用

種別の適用は、道路の区分、設計速度及び設置する区間に応じて行われます。
ただし、走行速度や線形条件などにより特に衝撃度が高くなりやすい区間では、1段階上またはそれ以上の種別を適用することが出来ます。

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※(公社)日本道路協会「防護柵の設置基準・同解説」より抜粋

*重大な被害が発生するおそれのある区間
・大都市近郊鉄道、地方幹線鉄道との交差近接区間
・高速自動車国道、自動車専用道路などとの交差近接区間
・走行速度が特に高く、交通量が多い分離帯設置区間
・その他重大な二次被害の発生するおそれのある区間