ボルテックスバルブ

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概要

ボルテックスバルブは、雨水貯留施設等の流出口に装着される流量制御装置です。

取水口から渦流形成室内に進入した水流は、取水側の水位が一定以上になると、旋回して渦流となります。発生した渦流の中心には、柱状の空気核(エアーシャフト)が形成され、この空気柱が流出口の有効断面を減じ、流出量が抑制されます。

流量の制御機能は、装置内に流入する水流自身のエネルギーにより発現するため、特に装置を運転するための電力を必要としません。本装置を使用することで、雨水貯留施設の容量低減や貯留機能のアップ、雨水吐・流入渠の流量制御が可能になります。

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■ 製品イメージ

特長

■ 雨水貯留施設の容量を最大20% 縮減できます
装置内を通過する水流は、水位が低い時点では自然流下により排出されますが、水位がある一定の高さを超えると装置内で渦流を形成し、流出量を抑制します。この水理特性を利用し、ボルテックスバルブは、従来のオリフィスの口径を大きくし、初期雨水を積極的に排出、水位が上がり、一定の高さを超えると、装置内の水流は、渦流を形成し始め、その後、柱状の空気核(エアーシャフト)が完成することにより、従来のオリフィスと同じ排出量を実現することができます。
この機能により、ボルテックスバルブは雨水貯留施設の容量を最大20% 縮減することができます。
※ 施設の形状により効果が異なります。詳細は弊社にお問い合わせください。

■ 雨水貯留浸透施設の貯留機能を最大20% アップさせることができます
上記理由により、既存施設の貯留機能のアップも実現できます。

■ 多様な現場条件に対応
本装置の設計は、現場の設置条件と要求される水理性能を満足するように行われます。したがって装置の形状は、個々の現場状況に対して最適化されており、設計流量(許容放流量)を超えることなく、流量を制御することができます。

■ 流出口が大口径
流出口が従来のオリフィスより大きいため、低い水頭の段階で多くの水量を排出できるだけでなく、装置内に異物が取り込まれても、流出口が大きいため、異物は水流とともに装置外に排出されやすく、流出口が閉そくする恐れはオリフィスより低いのが特長です。

■ 無動力で可動
装置の流量制御機能は、装置内に取り込まれる水流のエネルギーにより発現するため、装置には、電気や油圧等で駆動する機械式の制御機構を有していません。このため供用中に装置が故障する危険性は低く、また装置の運転には、動力源を必要としません。

■ 維持管理が容易
装置はシンプルな構造であるため、維持管理における点検作業に多くの労力を必要としません。日常管理は、異物による取水口の閉そくや装置の破損等を目視で確認する程度で大丈夫です。

ボルテックスバルブの流量抑制過程

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